86GRMNの648万円は安い、と考える理由

耳目を集めるGRMN86の648万円という価格 ついに発売開始がアナウンスされたトヨタ86GRMN。東京オートサロン2016への展示、1月4日〜1/22のインターネット限定商談受付、国内100台限定など数多くのトピックス […]

耳目を集めるGRMN86の648万円という価格

ついに発売開始がアナウンスされたトヨタ86GRMN。東京オートサロン2016への展示、1月4日〜1/22のインターネット限定商談受付、国内100台限定など数多くのトピックスが話題を振りまくが、やはり皆の注目はその価格、648万円。

86GRMNはボッタクリ価格なのか?

昨日の価格発表以降、インターネット上へ書き込まれる数々のコメントを見ると「高すぎる」という否定的な意見が多数を占めるように感じる。ノーマル86の「GTリミテッド」で305万円。その差額は343万円。実に倍以上の価格差を持つ86GRMNの価格はボッタクリなのだろうか?

86GRMNの648万円は安い

工場出荷後、さらにトヨタテクノクラフトでリビルドされるFA20エンジン

水平対向4気筒FA20エンジンはスバルの工場から出荷された後、トヨタテクノクラフトでリビルドされ、86GRMN専用チューンのエンジンへと生まれ変わる。

エンジンにはGRMN86専用開発の、職人が手作業で製作をする可変インテークマニホールド/完全等長エキゾーストマニホールドが与えられる。

さらに専用の肉抜きが施された軽量ピストン、専用ECUにより、最大出力は19馬力アップの219馬力(161kw)/7300rpmとされ、トルクは217Nm(21.1kgm)5200rpmとなる。最高出力の発生域は300回転高められ、最大トルクは400〜600回転低くされ、扱いやすさを重視したセッティングだ。

ノーマルとの馬力差は“たったの”19馬力

ここまでやって、ノーマルFA20との馬力差はたったの19馬力。1馬力アップあたり18万円だ。これで343万円分の価値が埋められるなど、マーケティングへ長けたトヨタが思うだろうか。単純に馬力を上げる事が商品価値へ繋がるのなら、いくらでも手はある。しかし、そこを求めなかった。

86GRMNの価値を理解するポイントは、軽量化されたボディにある。

ホワイトボディからLFAの職人が組み立てる86GRMN

コメントを投稿する