3ローターエンジンをNA化する意味とは?20B-T改NA仕様のチューニングカー3台まとめ

RE雨宮が東京オートサロンへ出展した歴代デモカーの中には、20B-Tからターボを外したNA仕様のエンジンを搭載するものも存在します

パワーを求めてのエンジン換装なのに、ターボを外したRE雨宮

RX-7で用いられるチューニングの手法として、2ローターの13Bエンジンから、コスモへ搭載されていた3ローター20Bエンジンへの換装があります。これはより大きなパワーとトルクを求め、過激なパワーを求めた結果なのですが、RE雨宮が東京オートサロンへ出展した歴代デモカーの中には、20B-Tからターボを外したNA仕様のエンジンを搭載するものも存在します。

何故、あえてのNAロータリーなのか?

NA仕様でも500psは射程内

なぜパワーを求めたのにターボを外してしまうのか?チューニング内容によってはNAでも500ps近くを狙うことができるため、絶対的なピークパワーを追求しないのであれば、スペック的にはそれで十分という見方もできます。

NAにはレスポンスに優れ、滑らかなフィーリングというアドバンテージがある

むしろターボ仕様よりもレスポンスに優れ、高回転化を容易に実現でき、熱的にも余裕があるなど、走るステージによってはターボ仕様に対してアドバンテージを持っていたり。

また、3ローターの滑らかでトルクフルなフィーリングは、レシプロエンジンの12気筒に相当するという話も耳にします。

優れたパフォーマンスに加え、官能性も兼ね備えた20B-T改NA仕様のチューニングカーには、もしかしたら最もRE雨宮らしさがにじみ出ているのかもしれません。

20B-T改NA仕様のRX-7チューニングカー3台