プロよりも面白い素人カー!NATSのブースを見逃すな!

絶対見逃せないのが東京オートサロン出展者の中で唯一の“素人集団”、NATS(日本自動車大学校)のブース。学生たちが作る自由な発想のカスタムカーが魅力です。

東京オートサロン出展者の中で唯一の“素人集団”

ベースは校長先生の愛車だったというスズキ・ツイン。

引用:response.jp
ベースは校長先生の愛車だったというスズキ・ツイン。写真だと本物のファントムに見える(?) 外観だけでなく、インテリアも作り変えてあるのだ。

東京オートサロンで絶対に見逃せないのが、NATS(日本自動車大学校)のブース。千葉県にある自動車専門学校が、自分たちの作った改造車を出展しているのですが、これがとても面白い。作るのは学生たち、つまり東京オートサロン出展者の中で唯一の“素人集団”というわけですが、だからこその仰天発想がたまりません。

スズキ「ツイン」をロールスロイス・ファントム風に仕上げた「ちょろーる」

チョロール

引用:minkara.carview.co.jp
Cピラーあたりにはマイティボーイの面影が残る。軽自動車をベースにしてまったく違うクルマに仕立て上げる、というのはNATSの得意技です。

1997年の初出展以来、毎年何台ものカスタムカーを展示するNATSですが、2015年の注目はスズキ「ツイン」をロールスロイス・ファントム風に仕上げた「ちょろーる」。実物をじっくり見ることが出来ないので苦労した、といエピソードがありましたが、実にファントムの雰囲気をうまく再現していました。

他にもスズキ・マイティボーイをM3風に改造したMBW550、一から企画して作り上げた完全オリジナルのEV「NATS EV-Sports Prototype02」(2014年)など、そのどれも発想、デザイン、仕上がりすべてにおいてレベルが高い。ヘタなメーカーのドレスアップカーよりもよっぽど見る価値があります。オートサロン期間中に決定する各賞の常連であるのも、うなずけます。

まだ日本の若者たちも捨てたもんじゃない

NATS EV-Sports Prototype02

引用:clicccar.comスチール製のパイプフレームに19psのモーターを搭載し、最高速度は65km/h。前後ふたり乗りというのもユニークなNATS EV-Sports Prototype02。

ブースも手作り感に溢れていて、お揃いのネクタイを締めた学生たちの接客も初々しくて感動します。若者のクルマ離れが叫ばれる中、NATSの学生たちとその作品を見ると「まだ日本の若者たちも捨てたもんじゃないな」と嬉しくなってしまうのであります。

コメントを投稿する