• TOKYO AUTO SALON 2022
  • 2022年1月21日

【東京オートサロン2022】日産車の魅力をさらにきわだたせるハイクオリティエアロパーツ「BUSOU」 【BUSOU NISSAN AURA NISMO PREMIUM LINE、BUSOU NV350 CARAVAN REMIUM LINE Ver.2、BUSOU NISSAN ROOX PREMIUM LINE、BUSOU NISSAN KICKS PREMIUM LINE】

日産車専用のエアロパーツブランド「BUSOU」は、開発から生産まで一貫して日本国内で行い、細部にまでおよぶ作り込みへのこだわりや精緻なフィッティングの追求などにより高品質な製品を送り出している。車検対応とすることで正規デ […]

日産車専用のエアロパーツブランド「BUSOU」は、開発から生産まで一貫して日本国内で行い、細部にまでおよぶ作り込みへのこだわりや精緻なフィッティングの追求などにより高品質な製品を送り出している。車検対応とすることで正規ディーラーでも取り扱いがあり、多くの日産車ユーザーから支持を受けているが、東京オートサロン2022では登場したばかりの「オーラニスモ」をはじめ、「ルークス」「キックス」「NV350キャラバン」「日産リーフ」のエアロ装着車両を展示した。

「BUSOU」のエアロパーツは、ハーフタイプのスポイラーを前後左右に取り付けるというのが基本的な構成となるが、クルマに合わせた意匠やカラーリングを設定することで、よりインパクトのある造形美を見る者に印象づける仕上がりを実現している。また、現在展開しているエアロシリーズ「プレミアムライン」では、パーツ素材にPPE(ポリフェニレンエーテル)樹脂を使用しているのが特徴。耐久性や耐衝撃性に優れ、温度変化などにも影響されにくい素材を用いることで美しさを保ち、長く愛用できることも魅力のひとつになっている。

 

精悍さをプラスした「BUSOU NISSAN AURA NISMO PREMIUM LINE」

第2世代e-POWERに用意された“NISMO”バージョンのために、「BUSOU」は早くも鮮やかな印象を残すボディパーツを用意した。「PREMIUM LINE」は、フロントハーフスポイラー、サイドスポイラー、リアハーフスポイラーという3つのアイテムを用意するのが基本となり、オーラニスモ用もそれは変わらない。

フロントフェイスはLEDフォグを取り囲むようなサイドガーニッシュと、ボディ下端に取り付けられるフロントハーフスポイラーにより、個性的かつスポーティに装う。ガーニッシュのホワイト&レッドのラインが“NISMO”らしさをさらに強調。またフロントハーフスポイラーは、レッドラインはオリジナルのイメージを受け継ぐが、中央部がボリューム感を増したことで力強さも加わった。

サイドスポイラーは、フロントフェンダーから連なるパネルにボリュームを与え、全体的にも張り出し感のあるステップ形状を強調。下部にレッドラインが入るのはオリジナルを踏襲するが、こちらはドア下までブラックカラーをまとう。また、リアハーフスポイラーは4本のフィン形状が与えられたディフューザーデザインを採用することで、より迫力のあるリアビューを実現。ガンメタリック、レッド、ブラックで塗り分け、複雑な形状をくっきりと見せている。さらにホワイト、レッドのラインをあしらった左右のガーニッシュも装着した。

 

「BUSOU NV350 CARAVAN REMIUM LINE Ver.2」

マイナーチェンジを行った新型NV350キャラバンの登場に合わせて登場したのが「プレミアムラインバージョン2」で、よりオフロードテイストを意識したデザインを採用したことが大きな変更点となっている。フロントハーフスポイラーは、艶ありブラック台形意匠の前面パネルが印象的。リベットをあしらってワイルドなイメージを添えたほか、下端をシルバーにペイントしている。

オーバーフェンダーはABS樹脂よりも耐候性に優れたAES樹脂製。カーボン柄とすることで迫力とスポーティさを演出した。また、フェンダーアーチが純正から25mmほど下がるため、ローダウンしたように見える効果がある。このほか、プレミアムラインバージョン2登場とともに、リアウイングを新たに設定。こちらはマイナーチェンジ前のキャラバンにも対応している。なお、このキャラバンと前述のオーラニスモは各部をレッドのLEDで飾っているが、こちらは“東京オートサロン専用バージョン”で、市販パーツには含まれていない。

 

スポーティさが強調された「BUSOU NISSAN ROOX PREMIUM LINE」

軽自動車のハイトワゴンは腰高感が否めないが、ハーフタイプのスポイラーの装着はエクステリアをよりスタイリッシュに見せてくれる。ルークス用のプレミアムラインは、艶ありブラックとレッドで塗り分けたフロントハーフスポイラーと、艶ありブラック塗装のバンパーガーニッシュを組み合わせた「フロントハーフスポイラーKIT」を設定。より引き締まった顔立ちとすることで、スポーティなイメージを与えている。サイドスポイラーには艶ありブラック塗装のレッドモールをあしらうことで、フロントからの繋がりを意識しており、リアハーフスポイラーはフロント同様に艶ありブラック/レッド塗装となる。

 

マットシルバーのラインが美しい「BUSOU NISSAN KICKS PREMIUM LINE」

コンパクトSUVにe-POWERを組み合わせ人気者となった日産キックス用のプレミアムラインは、フォグランプ部内側のガーニッシュも一体化したフロントハーフスポイラーを採用している。メインパネルはマットブラックにペイントされ、フロント下回りの引き締め効果を狙い、スポイラー下端とガーニッシュサイドをマットシルバーに塗装して、彫りの深いデザインを強調した。さらにガーニッシュ部の下側にレッドのモールを配しアクセントとしている。

サイドスポイラー、リアハーフスポイラーもカラーリングを統一。サイドスポイラーはマットブラックの塗装をベースにマットシルバーのペイントとレッドモールで彩り、リアハーフスポイラーは左右リフレクター下にレッドモールを配したほか、スポイラー下部はマットシルバーに塗装しディフューザーデザインを際立たせた。

 

これからを見据えた取り組みにもワクワクな「BUSOU」

このほかに日産リーフも展示され、ハイクオリティでデザイン性の高い「BUSOU」のエアロパーツを装着した日産車がずらりと並んだが、今後の商品開発や取り組みについて実に興味深いアナウンスがあった。まず注目されるのが、フェアレディZのスペシャリストとして知られるセントラル20と協力し、新型Zのパーツ開発に着手すること。東京オートサロンでも大きな注目を集めたフェアレディZに、どのようなエアロを用意するのか? これは見逃せない。

さらに、「BUSOU」はモータースポーツにも深く関わっていくという。今シーズンからSUPER GT GT300クラスとスーパー耐久ST-3クラスへ参戦することを発表。ブースにはS耐に挑むZ34のレース車両も展示されていた。おそらくレースでの経験やノウハウが製品開発にもフィードバックされるのだろうが、これからの「BUSOU」取り組みにも期待大なのである。