【東京オートサロン2019】フルエキゾーストシステムの新たなる展開
パワー志向の排気系チューン エキゾーストパーツの老舗、藤壺技研工業に並んだS208。それに組まれた『EPU』なるフルエキゾーストシステムこそ、今回の東京オートサロンで正式発表され、同社が今後展開していくパワー志向の新たな […]
パワー志向の排気系チューン
エキゾーストパーツの老舗、藤壺技研工業に並んだS208。それに組まれた『EPU』なるフルエキゾーストシステムこそ、今回の東京オートサロンで正式発表され、同社が今後展開していくパワー志向の新たな排気系チューンの姿なのだ。
ひとことで言えば、エキマニ、インテーク、ECUなどトータルチューニングを目指すカテゴリーへの提案パーツ。というのも、これまで同社が取り扱ってきたエキゾーストパーツは、あくまでもノーマル車に装着して最大限の性能を引き出せるモノ…というところに照準を合わせていたが、今回の『EPU』はターボ車であればブーストアップ仕様、つまりライトチューン仕様まで見据えた設計というのが新しい。
排気系パーツを全面的に見直す
パーツ構成はエキゾーストマニホールド、スポーツキャタライザー、マフラーが基本。パフォーマンスロスを徹底的に見直すために車種別の専用キャタライザーを開発し、排ガスの浄化性能をキープしながら確実なパワーアップも実現するという“攻めの設計”が『EPU』の大きな見どころと言える。
従来製品ではノーマル車両=純正キャタライザーの装着が前提だったため、パワーアップに際してそれが足かせになっていたが、排気効率の向上を重視した『EPU』ではそういった問題をキレイにクリアしているのだ。
年々厳しくなる環境性能に対して、持てる技術力とこれまで培ってきたノウハウを投入し、新境地を切り拓く。そういった動きができるのも、排気系パーツ専門メーカーとして長い伝統を持つ藤壺技研工業ならではと言える。
攻めの姿勢を貫く
同社取締役の小島氏いわく、「弊社としては初めて、安全マージンを削りながらパワーを求めた製品です。排気ガス検査も車検対応ギリギリを狙いましたので正直、開発には苦労しましたが、確かなパワーアップを約束するエキゾーストシステムなので、走りを楽しむユーザーの方にぜひとも選んで頂きたいと思います」とのこと。
当面の車種ラインアップはS208、NDロードスター、86/BRZだが、今後もスポーツ系を中心に適合車種を順次増やしていくという。