プリウスに赤バッジのRR!? ROWEN(ローウェン)が送り出すアグレッシブなコンプリート
ROWEN(ローウェン)はアグレッシブなエアロパーツを得意とするワールドワイドなメーカーとして知られ、東京オートサロンでは50プリウス用ボディキット“PRIUS RR”を発表した。
スカイラインやインプレッサなど、高性能なコンプリートカーの製作で名を馳せたトミーカイラをルーツに持つROWEN(ローウェン)。現在はアグレッシブなエアロパーツを得意とするワールドワイドなメーカーとして知られ、東京オートサロンでは50プリウス用ボディキット“PRIUS RR”を発表した。
PRIUS RR は30プリウスにも設定されていたが、好評だった独創的なデザインとクオリティの高さを継承し、さすがROWENと感嘆させられるキットに仕上がっている。
最も目を引くのは、左右リップ部にLEDスポットライト(オプション)をインストールしたフロントスポイラーとディフューザー形状を採用したリアアンダースポイラー、そして翼端板を持つ大型のリアウイングだろう。50プリウスのエクステリアカスタマイズは、未来感をどう際立たせるかにポイントがあると思うが、それを印象づけながらレーシーな雰囲気も感じさせる。
この他にも車幅を変えることなく奥行き感を演出するサイドステップや、フロントフェイスエクステンション、アイラインガーニッシュ、トランクスポイラーなどディテールへのきめ細かいあしらいも抜かりない。さらにRS-R Black-i車高調、19インチProdrive GC-0100sホイールでローダウン&インチアップしたこともあり、実にアグレッシブなフォルムへまとめられている。
しかし、PRIUS RRの見どころはボディキットだけではない。ROWENは2015年にマフラー製造のための新工場を設立。プロダクトラインナップの柱となるチタン製マフラー“PREMIUM01TR”とステンレス製マフラー“PREMIUM01S”というふたつのシリーズの展開に力を注いでいる。
チューンンナップパーツとしてのパフォーマンスや品質の追求は当然なのだが、どちらも曲線美を湛えた芸術品のようなマフラーで、溶接箇所に残るビードと呼ばれる部分さえ、美しく仕上げられている。更にサウンドの味付けについても車種ごとにきめ細かく調整を行うなど、マフラーメーカーとしてもこだわりの製品を積極的にリリースしているのだ。
PRIUS RRはPREMIUM01Sを装着していたが、ディフューザー形状を持つアンダースポイラーも相まって、走り去る姿も艶やか。50プリウスで個性を主張したいなら、見逃せない完成度を感じさせる一台だ。