• TOKYO AUTO SALON 2018
  • 2018年1月16日

【東京オートサロン2018】カモフラージュを施したテストカーも登場

4台のクラウン・コンセプトが並んだ様子はなかなか壮観 昨年10月に開催された東京モーターショーにおいて初公開された「クラウン コンセプト」が、東京オートサロン2018の会場にも姿を見せた。西陣織のシート表皮などでより豪華 […]

4台のクラウン・コンセプトが並んだ様子はなかなか壮観

昨年10月に開催された東京モーターショーにおいて初公開された「クラウン コンセプト」が、東京オートサロン2018の会場にも姿を見せた。西陣織のシート表皮などでより豪華な装いとなった純正オプション装着車両のほか、マットブラックのラッピングが施されたTRDバージョン、スポーツ&エレガントがテーマのモデリスタ仕様に加え、ニュルブルクリンクで徹底的に走りを磨き上げたというテストカーも展示され、トヨタの並々ならぬ意気込みが伝わってくる。

TRD、モデリスタよりもテストカーがやっぱり気になる?

それにしてもニュークラウンの発売は今夏の予定。半年以上も前に純正オプション満載のモデルからメーカー直系カスタマイズ車両までを、参考出品とはいえ披露目するとはずいぶん気の早い話のように思える。そんなところからも、モデルチェンジに対する本気度がうかがえるといえるだろう。TRDとモデリスタ、そしてトヨタ車の特殊架装車等を手がけるジェータックスの3社が4月に統合されることが発表されており、ブランドの立ち位置の明確化が必要なゆえ、こういった場で反応を見る意味合いもあるのかもしれない。

プロポーションとディテールを上手に隠すカモフラージュ

それにしてもテストカーまで展示されているとは驚いた。ボディのカムフラージュは究極のカスタマイズ(?)と言えなくもないが、確かに目立ち度はバツグンで、4台が並ぶ“クラウンブース”のいちばん目立つ場所に置かれていた。こういった仕様をまじまじと見る機会などあまりないから、じっくり眺めてみるとCピラー周辺のラッピングが目に留まった。ヘッドランプやテールレンズ、フロントグリルなどもデザインを隠すよう適度にカバーされているが、リアクォーターウインドウがすっかり覆われている。今回のモデルチェンジにあたって、エクステリアで最大の違いとも言える“6ライトウインドウ”は、やはり隠すべき場所だったに違いない。

ニュルブルクリンクのテストで磨いた走りにも期待

ディテールだけでなく4ドアクーペ風のプロポーションも、カモフラージュによって上手くごまかしているように感じるが、そういった見た目の刷新だけでなく、TNGAによって中身も一新するなど、新型クラウンはゼロから開発されている。そしてドイツのニュルブルクリンクサーキットでこのカモフラージュが施され走行テストを実施し、ハンドリング性能を徹底的に磨いた。快適性や豪華な装備がクラウンのステータスを支えていたのは今や昔。すべてにおいて最高を求めた新型クラウンの発売が待ち遠しい。