【東京オートサロン2018】BNR32にR35の中身を完全移植
東京オートサロンの出展車両を対象とした来場者による人気投票、東京国際カスタムカーコンテスト。カテゴリーがいくつかに分かれているが、昨年、そのチューニングカー部門にて最優秀賞に輝いたのがトップシークレットVR-32 GT- […]
東京オートサロンの出展車両を対象とした来場者による人気投票、東京国際カスタムカーコンテスト。カテゴリーがいくつかに分かれているが、昨年、そのチューニングカー部門にて最優秀賞に輝いたのがトップシークレットVR-32 GT-Rだ。
見た目はBNR32だが、R35のエンジン、ミッション&リヤサスペンション、制御系を完全移植した“夢のGT-R”。トランスアクスル方式のGR6ミッションを搭載し、前輪駆動用のプロペラシャフトを通すため、フロアは現物合わせで大胆に加工されている。
VR38DETT型エンジンは同社のオリジナルタービンキットが組み込まれた800ps仕様。R35に対して実測で300kg軽い1500kgという車重もあって目覚ましい動力&運動性能を誇る。
事実、シェイクダウンに近い状態で、まだ足回りのセッティングを煮詰める余地を残していたにもかかわらず、昨年末にはレーシングドライバー菊池 靖のドライブにより、富士スピードウェイで1分47秒台、筑波サーキットで59秒台をマーク。優れたパフォーマンスの片鱗を見せつけた。
また、ダッシュボードやセンターコンソールもR35用に交換。あまりにも違和感なく装着されているため、言われなければ気づかないほどの高い完成度を誇っている。もちろん、パドルシフトを始め、各種スイッチももれなく機能することは言うまでもない。
しかも、公認車検取得済みのナンバー付き車両だから、ストリートで乗るのも問題なし。昨年に続き2年連続での出展だが、何度見ても「スゴイ!」という思いを抱くことは間違いない。