自分好みに仕立て上げるための格好の素材として人気の高い、スズキ･ジムニーとホンダN-VAN。ボディパーツによるカスタムのオーソリティ“DAMD（ダムド）”は、この2種類の軽自動車を用い、独自の世界観を表現した魅力あふれる提案で注目を集めた。ジムニー、N-VANどちらもふたつのキャラクターが用意されていることが、さらにワクワク感を高めている。

海で楽しむか、山を目指すか、同じ素材で両極端の仕上がり

まずはN-VAN。クルマを中心に旅をしながら生活をする“TINY VANLIFE”をテーマに掲げ、2種類の新作ボディキットをリリースした。どちらもアウトドアシーンが似合うスタイルでまとめられているが、そのうち“N-VAN MALIBU”は、“海”で楽しむスタイル。丸形ヘッドランプを持つDAMD製フロントバンパー、かわいい3連テールランプ、そしてウッドパネル風のサイドデカールを装着。サーフボードを載せた姿が似合う80’sテイストのネオクラシックデザインに仕立てられている。ビーチでリラックスした時間を過ごす雰囲気を醸し出した、室内のディスプレイにも心が和んだ。

これに対してもう一台の“N-VAN DENALI”は、“山”を目指すカスタム。MALIBU同様にフロントバンパー、3連テールランプ、サイドデカールでスタイルチェンジしているが、顔立ちの違いと、リフトアップ＆オフロードタイヤのチョイスも相まってより力強い仕立てだ。さらに展示ではルーフテントを組み合わせ、自然の中で楽しむカーライフを演出していた。

DAMD×APIO。スペシャリストのコラボが新たな魅力を生んだ

続いてはジムニー。こちらの2台は、ジムニーカスタムのスペシャリストとしてオリジナル･パーツも数多くリリースするAPIO（アピオ）とのコラボレーションで生み出された。両者とも、DAMD製の無骨なデザインの前後バンパーを装着し、スチール製かと早合点してしまいそうな粋なデザインのAPIO製アルミホイールをセットしている。その上で、“The ROOTS”は、DAMD製のフロントグリルとサンダーイエローのボディカラーによって、初期型のジムニーLJ10のイメージで仕立てられた。

一方、スカイブルーの“Dronco”は、1960年代のアメリカンSUVをモチーフにデザインしたAPIO製フロントグリルを装着。もともとスクエアなシルエットだから、このカスタムもよく似合う。原点を見つめ直した“The ROOTS”、古き良きアメリカンテイストを注入した“Dronco”。どちらもボディ各部に“ダメージ加工”を施し、タフなオフロード4駆のイメージを湛えていたのも印象に残った。