【か行】今さら聞けない!チューニングカー用語辞典
正しく意味を言えますか?今さら知らないと言いづらい、チューニングカー用語の辞典。か行。
カーボン
カーボンとは、炭素繊維で強化したプラスチック(CFRP)。エアロパーツによく使われる素材で、ウェットカーボンとドライカーボンの2種類があります。
超軽量で高強度と機能的に優れているのはドライカーボンですが、その製法からコスト高になります。また、クラッチディスクやブレーキローターなど摩擦材としても使われますが、これはC/Cコンポジットというもので、ドライカーボンをさらに繰り返し焼いて完全に炭にしたようなものです。
カムプロフィール
カムプロフィールとは、カムシャフトのカム山断面の形状。これによって、バルブが開いている時間やリフト量、開き(閉じ)始める早さなどが決まります。なので、エンジンのパワー特性を決定する非常に重要な要素と言えます。
過給圧(ブースト圧)
加給圧とは、過給機付きエンジンで吸入空気にかかる圧力のこと。ブースト圧とも言います。単位はkg/cm2。
たとえば、過給圧が1.0kg/cm2であれば大気の2倍の圧力がかかって圧縮され、自然吸気に対して2倍の空気が吸入されている状態になります。尚、本来は大気圧が1kg/cm2ですが、利便上0kg/cm2として表示しています。
カムシャフト
カムシャフトとは、タマゴ型をしたカム山の形状によってバルブが開閉するタイミングや開く量などを決める重要なパーツ。クランクシャフトの回転で駆動され、エンジン特性を大きく左右します。
ガスケット
ガスケットとは、部品の継ぎ目などに挟み、ある程度つぶれることで気密性を保ち、液体や気体が漏れるのを防止。シリンダーヘッドとシリンダーブロックの間、マフラーのフランジ(継ぎ目)部など様々な場所に使われています。
中でもシリンダーヘッドに使われるヘッドガスケットはチューニングの際によく交換されるパーツで、ターボ車でブースト圧を上げる際は高強度なメタルヘッドガスケットに交換するのが定番。
また、厚みの違うヘッドガスケットに換えることで圧縮比の調整もできます。
戸田レーシングのB16A/B16B/B18C用ハイストッパーメタルガスケット。燃焼圧力が増したチューニングエンジンでのガスシール性を高めるため、リング形状とビード形状の2重構造によるプレスシールタイプとされています。