BNR32編-“ゴジラ”が東京オートサロンにやってきた! 最前線に君臨し続けた第2世代GT-R
数多く東京オートサロンへ出展されたチューンドGT-Rの中から、特に印象深い4台をピックアップしてご紹介します。
GT-Rの登場で日本のチューニングシーンが激変
30数年にわたる開催から「チューニングは日本の文化」と言えるまでに高め、それを世界に発信する一大イベントへと成長を遂げた東京オートサロン。その背景のひとつとして日本のチューニング技術を飛躍的に高めた、忘れてはならない国産車があります。RB26DETTエンジンを搭載する第2世代GT-Rです。
R32 GT-Rが登場した1989年
その第一弾であるBNR32スカイラインGT-Rの登場は、日本がバブル景気に沸いていた1989年8月。翌1990年以降の東京オートサロンは、BCNR33、BNR34と10数年にわたり第2世代GT-Rが主役だったと言っても過言ではありません。ブーストアップで400ps、タービン交換で600ps、エンジン内部まで手を入れたフルチューンで800~1000psを誇るなど、チューニングベースとして格好の逸材だったのです。
ポルシェ911ターボを“路上の帝王”の座から引きずり下ろした
当時、チューニングメーカー&ショップがこぞって参加した谷田部高速周回路における最高速アタックを始め、ゼロヨン、サーキットでのタイムアタックなどで、それまでの国産車が超えられなかった壁をいともたやすくクリア。ストリートでは、無敵を誇っていたポルシェ911ターボを“路上の帝王”の座から引きずり下ろすことにもなりました。
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