ブランドイメージを再構築したい三菱期待のニューモデル

昨年の東京モーターショーにおいて、10年ぶりに新しいブランド・メッセージ “Drive your Ambition” を披露した三菱自動車。Ambitionは大志とか野望という意味だが、「“Drive your Ambition” は、私たちの決意でもあります。大きな志を持つことで生まれる、独創的で存在感のある商品・サービスを通じて、世界中のお客様とともに成長していきます」と説明している。大きな変革期を迎えているクルマ社会において、新しい価値を提供していこうとする前向きな姿勢を表現しているのだろうが、さしずめ“エクリプス クロス”は、先陣をきって生まれ変わった三菱を体現するニューモデルに違いない。

ふたつの異なるテイストで味わうエクリプス クロスの魅力

だから、東京オートサロン2018の三菱ブースの主役はもちろんエクリプス クロス。急坂を登る様子を表した標準モデルの展示のほか、スタイリッシュさを際立たせた「PREMIUM SPORTS Concept」と、SUVとしてのダイナミックさにフォーカスした「FIELD ATHLETE Concept」の2台のカスタムモデルも用意し、合わせて3台のエクリプス クロスで来場者を迎える。

街中でも高速道路でも、ダイナミックな姿で魅了する

ふたつのカスタムモデルのうち「PREMIUM SPORTS Concept」は、より上質でスポーティなハイスピードツアラーをイメージしたモデルである。そのためにフロントバンパー及びサイドドアガーニッシュをボディ同色とし、ボディ下部をモノトーンに統一した。また、顔立ちもシャープで爽やかに演出。フロントアッパーグリルをダークメッキ化することで、パフォーマンスを象徴する中央のブラックフェイスのテイストと合わせ、よりスタイリッシュな表情を生み出している。

20インチがよく似合うスタイリッシュなカスタムバージョン

さらに20インチのタイヤ＆ホイールでハイパフォーマンスをイメージさせる仕立てを与えているのも見逃せない。RAYSのアルミホイール STRATAGIA Avventura（20×8.5J、クロモイブリード+MC（YAC））と、優れた高速安定性を実現するYOKOHAMA ADVAN Sport V105（245/40ZR20）の組み合わせはなかなかのボリュームで、より強い存在感が伝わってくる。また、インテリアに目を向ければ、スエード調人工皮革と合皮のコンビネーション表皮をシートやトリムに採用し、スポーティかつ上質な装い。アスファルトの上が似合うSUVとして、ポイントを押さえたカスタマイズがじつに魅力的だ。