• TOKYO AUTO SALON 2020
  • 2020年1月11日

【東京オートサロン2020】120%、GRスープラ押し!! 3台が並ぶ光景は壮観【トヨタ GRスープラ】

今年の主役はGRスープラ!! HKSが本格カスタムに着手 TOYOTA GAZOO Racingの広々としたスペースでは、ベールを脱いだばかりのGR YARIS 1st Editionが注目の的となっていたけれど、会場全 […]

今年の主役はGRスープラ!! HKSが本格カスタムに着手

TOYOTA GAZOO Racingの広々としたスペースでは、ベールを脱いだばかりのGR YARIS 1st Editionが注目の的となっていたけれど、会場全体を包み込むような熱気を生み出すカスタムの新たな素材と言えばやはりこれ、新型スープラだ!! そう言い切ってしまいたくなるほど、たくさんのパーツメーカーのブースで見かけたが、3台のGRスープラをずらりと並べ、その力の入れように驚かされたのがHKSである。そのうち、大迫力のワイドボディキットに身を包んだ2台をご紹介しよう。

GRスープラの本格トータルチューニングを体現

まずは“HKS GR SUPRA AERO”。サスペンション、吸排気系、ブレーキ系など、ストリートチューニングのポイントとなるパーツを投入し、さらにパフォーマンスアップを追求するエアロキットをまとったモデルで、GRスープラのトータルチューニングを提案する。スーパーエアフィルター、スーパーターボマフラーといった、HKS得意の吸排気系はもちろん、専用のカラーリングが与えられたハイパーマックス TAS2020 SPL 車高調なども装着している。

一方、HKSプレミアムボディキットは、フロントスポイラー、オーバーフェンダー、リアスポイラーなどで構成。HKSがこれまで手掛けてきた歴代のタイムアタックマシン「CT230R」、「TRB-03」、「TRB-04」などのノウハウを生かしたデザインを採用する。高速周回路でのテストを実施し、超高速域での耐久性、ダウンフォースを追求。車両後方への整流効果を考慮されたフェンダーなどを組み合わせることで、走行安定性を向上させている。

谷口選手が世界をあっと言わせたドリフトマシン

もう一台は、“GR Supra Drift by HKS”だ。2019年7月に、イギリスのグッドウッドサーキットで開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2019」で、HKS契約レーシングドライバーの谷口信輝選手が華麗なドリフト走行を披露したマシンである。グッドウッド・フェスティバルは世界各国のレーシングカーやモーターサイクルなどが走行し、毎年モータースポーツファンが国内外から集まるイベントだが、グローバルモデルとして登場したGRスープラの魅力を欧州でアピールするには絶好の機会だったに違いない。

フロント:255/35R19、リア:285/35R20のファットなタイヤを収めるグラマラスなオーバーフェンダーがステキだが、ドリフトマシンだけにHKS GTIII-4Rターボを装着して最高出力700ps、最大トルク90kg-mを発揮する強心臓の持ち主。そのほかは現在HKS製品で考え得る最も戦闘力があり、なおかつポピュラーなパーツを使用して製作しされており、このマシンのノウハウは今後ストリート用車両にフィードバックされることになる。