• TOKYO AUTO SALON 2018
  • 2018年1月14日

【東京オートサロン2018】86初の300km/hオーバーマシン 【チューニングカー部門 最優秀賞】

東京国際カスタムカーコンテストのチューニングカー部門は、福井と京都で展開するチューニングショップ、フェニックスパワーの86最高速仕様が最優秀賞に輝いた。フェニックスパワーと言えば、90年代の谷田部から最高速アタックを続け […]

東京国際カスタムカーコンテストのチューニングカー部門は、福井と京都で展開するチューニングショップ、フェニックスパワーの86最高速仕様が最優秀賞に輝いた。フェニックスパワーと言えば、90年代の谷田部から最高速アタックを続けてきた老舗ショップだが、昨年末、86では初となる300km/hオーバーを達成したメモリアルマシンだ。

エンジンはFA20改2.2ℓ仕様で、ピストンやコンロッドに強化品を組み込むことでボルトオンターボ化に対応。タービンにはトラストTD06-25Gがセットされ、最高出力は550psを誇る。

また、タイヤは外径を稼いでハイギヤード化を図るためにアドバンネオバの19インチを装着。高速域での空力性能を考えた結果、エアロパーツはイングスのNスペックを基本に、リヤスポイラーはドラッグ(抵抗)が増加することを嫌って、あえてGTリミテッド純正品を装着している。

今回308.47km/hという記録を出せたのは、絶対的なエンジンパワーはもちろん、タイヤ外径や空力などの要素もしっかりと計算されていたからに他ならない。それらがうまくかみ合って見事86で300km/hオーバーを達成できたのは、最高速に対する豊富なノウハウを持つ老舗ショップならではと言えるだろう。