【東京オートサロン2020】遊び心の中に日産への思いを込めたスペシャルなスカイライン!! 【日産 R34 スカイライン】
アッと驚く、そして圧倒的にかっこいいボディパーツをまとったスーパースポーツをずらりと並べ、東京オートサロンでは毎年大人気の“リバティウォーク”のブース。今年はニューバージョンのエアロキットで変身したフェラーリ488とR3 […]
アッと驚く、そして圧倒的にかっこいいボディパーツをまとったスーパースポーツをずらりと並べ、東京オートサロンでは毎年大人気の“リバティウォーク”のブース。今年はニューバージョンのエアロキットで変身したフェラーリ488とR35GT-Rが目玉で、たくさんのギャラリーの熱い視線を集めていた。とくにGT-Rはフルドライカーボン仕様!! 通常のキット内容のほかにも、ルーフやドアもドライカーボンで、その存在感に心掴まれた方は多かったに違いない。
もうひとつ、サプライズがあった。往年のレーシングカーをオマージュ
が、しかし!! GT-Rのすぐ隣、メインブースの中央には驚愕のスペシャルマシンが置かれていたのである。イベントスタート前にベールで覆われていた“LB-ER34 スーパーシルエット スカイライン”。それが今年のリバティウォークブースの隠し球だ。
日産ファンであればおそらく“あれっ!?”と気づくはず。ボディパーツによる大胆なモディファイとインパクト大のカラーリングは、1980年代前半にレースで大活躍したスカイライン・スーパーシルエット・グループ5、つまり“トミカ・スーパーシルエットスカイライン”を彷彿とさせるものだったのである。
KDR30型 スカイライン・ハードトップ2000ターボRSをベースに、当時のグループ5に規定に合わせて開発されたマシンは、1982年のスーパーシルエットレースで2勝、翌年には4勝を挙げ大人気となった。そのマシンにインスパイアされたカスタムカーなのだけれど、またまた“あれっ!?”・・・30ではなく34スカイラインがベースではないか!! それなのにこの完成度の高さ、さすがリバティウォーク。カスタムの肝を心得ている。
日産愛にあふれたLB-ER34 スーパーシルエット スカイライン
ボディパーツはすべてFRP製で、ER34のデザインに馴染ませつつ、とっても硬派なスカイライン・スーパーシルエットの凄みをしっかりと再現しているのが心憎い。またリアセクションはフロア下側を加工し、ディフューザー形状も再現した本格派。室内も内張り等は取り払い、BRIDEのフルバケを装着し、ダッシュボードも加工してレーシングライクな仕立てだ。
しかし、驚きは見た目だけではなかった。エンジンルームを覗くと、L型6気筒エンジンが収まっているではないか。そこここに日産愛を感じるLB-ER34 スーパーシルエット スカイライン。聞けば、最近ゴタゴタ続きの日産へのエールとして製作を決めたのだという。コンプリートカーとして少数台の販売を予定しているそうだから“がんばれ日産!!”という熱い思いをお持ちの方、愛車にいかがだろうか。