【東京オートサロン2019】話題の四駆はジムニーだけにあらず。デリカD:5もステキ!
じつに壮観、3台の新型デリカD:5がブースに並んだ 発売は2017年1月だから、もう12年。それでもデリカD:5の人気が衰えないのは、三菱が培ってきた技術を注ぎ込んだ電子制御四輪駆動システムを採用し、卓越した走破性を魅力 […]
じつに壮観、3台の新型デリカD:5がブースに並んだ
発売は2017年1月だから、もう12年。それでもデリカD:5の人気が衰えないのは、三菱が培ってきた技術を注ぎ込んだ電子制御四輪駆動システムを採用し、卓越した走破性を魅力とする他に類を見ないミニバンだからだ。加えて高性能なディーゼルエンジンもラインナップしている。ほかに換えがない、といってもいい存在だ。
そんなデリカD:5がビッグマイナーチェンジを行い、もうすぐ販売がスタートする。すでにさまざまなメディアで取り上げられているから、進化の中身についてさまざまな情報が流れているけれど、大きなイベントでお披露目されたのは、この東京オートサロンが初。それだけに力の入れ具合なかなかのもので、標準車とURBAN GEAR、そして純正オプションを中心にカスタムパーツを装着した用品提案車の、合わせて3台が三菱ブースに展示された。発売前だからすべてプロトタイプとは銘打っているが、プロダクションモデルと言って差し支えない仕様だ。
フルモデルチェンジかと見紛うようなフロントフェイス
そのフォルムはこれまでと変わらないものの、新型デリカD:5はフロントフェイスの刷新が話題を呼んでいる。ネガティブに捉える声も耳にするが、個人的にはとてもカッコイイと思う。一年も経てば見慣れるはずで、フォロワーも登場するに違いない。
そして、この顔立ちの激変くらい中身も刷新されているそうだから、今回の仕様変更はフルモデルチェンジに近いものといってもいいのだろう。簡単に説明するなら、唯一無二のキャラクターはそのままに、上質感を獲得し、快適性が増している。それを象徴するのがゴージャスな印象のフロントデザインなのかもしれないが、もうひとつ、これまでのスポーティグレード「ROADEST(ローデスト)」がフェードアウトし、代わりに「URBAN GEAR(アーバンギア)」が登場したのも見逃せない。エアロパーツの装着など立ち位置は大きく変わらないが、より洗練された印象。都会の風景に似合うデリカD:5というわけだ。
顔立ちは変わっても、やっぱりワイルドなカスタムがよく似合う
オートサロンのブースで標準車とURBAN GEARのどちらも品定めすることができたのはうれしい限りだが、これに加えて展示されたオプション装着車もじつに魅力的だった。フロントセクションは、メッキタイプのアンダーガーニッシュのほか、ボンネット前端には「DELCA」のデカールが配され、よりプレミアムな印象。
続いて横から眺めるとドアバイザーと赤いマッドフラップを前後に装着しており、がっしりとしたサイドアンダーガードバーも確認できた。また、ルーフにはLEDのバータイプワーキングランプを備えたヘビーデューティキャリアを取り付けている。さらにリアまわりには、テールゲートスポイラーのほか、フロントと同じようにアンダーガーニッシュが与えられていた。このうちサイドアンダーガードバーとキャリアのLEDランプは“オートサロンスペシャル”だそうだが、そのほかは現行モデルを踏襲する純正オプションとして用意される予定とのこと。
顔立ちが変わったデリカD:5にもワイルドな仕様が不思議と似合う。きっと既存のD:5ファンにも受け入れられると思うのだが、さて、このモデル、どこまで長寿を延ばすのだろうか?