• TOKYO AUTO SALON 2019
  • 2019年1月13日

【東京オートサロン2019】Kansaiサービス-コンパクトカーから大排気量スポーツまで網羅する

ストリートチューンへの徹底したこだわり 関西エリアで屈指の老舗チューニングショップに数えられるKansaiサービス。排気量の大小を問わず、チューニングベースとして可能性がある新型車をデモカーとして導入し、フルノーマル状態 […]

ストリートチューンへの徹底したこだわり

関西エリアで屈指の老舗チューニングショップに数えられるKansaiサービス。排気量の大小を問わず、チューニングベースとして可能性がある新型車をデモカーとして導入し、フルノーマル状態から各種データを蓄積しながらチューニングを進めるのが同社のやり方だ。

基本は「快適性を犠牲にしないストリートチューン」で、サーキットのタイムアタック仕様でも大幅な軽量化を行わず、ナンバー付きで快適装備はすべて備わっているのがKansai流。東京オートサロンのブースに並んだ5台(横浜ゴムブースでの展示車両を入れると計6台)もその例に漏れず、中でも注目はZC33SスイフトスポーツとR35 GT-R MY17の2台だろう。

まずスイフトスポーツはHKS製GTⅢ-FXスポーツタービンキットを組んだポン付けターボ仕様。排気系はHKSメタルキャタライザーとハイパワーマフラーで効率アップが図られ、同社オリジナルの純正書き替えECUで制御する。エンジン熱量の増加に対してはHKS製オイルクーラーを装着することで対応。スペックは187ps/32.5kgmまで向上している。

足回りにはHKSハイパーマックスⅣGTが組まれ、ブレーキもパッドをプロジェクトμ製に交換することで強化。持てるパワーを余すことなく路面に伝えるため、フロントデフにはクスコ製機械式LSDも装着されている。

ホイールはアドバンRGⅢ。そこに組み合わされるのは215/40R17サイズのアドバンA052だ。また、今回初めてお披露目されたのがオリジナルカーボンボンネット。左右に設けられたエアアウトレットダクトがエンジンルームのクーリング性能を向上させる。

 

純正タービンで600psオーバーを達成

もう1台のR35 GT-R MY17は、純正タービンの性能をフルに引き出すブーストアップ仕様。2007年のデビュー直後からチューニングを手がけ、年次改良ごとの細かい変更点なども逐一データを収集してきた、Kansaiサービスが得意とする車種のひとつと言える。

窮極のブーストアップ仕様とも言えるその内容は、吸気系にHKSスーパーハイブリッドフィルター、プレミアムサクションキット、スーパーSQVキット、排気系にGReddyスポーツキャタライザーフロント&センターパイプ、HKS 2ステージエキゾーストシステム45thリミテッドを装着。さらに、GT1000SPECインタークーラー&フルパイピングキット、DCTオイルクーラーキットなど冷却系もHKS製品で強化される。

制御系は同社オリジナルの純正書き替えECU、KansaiスポーツECM Ver.2が担当し、最高出力620ps、最大トルクは90.5kgmに達する。そのパワーを活かすべく、前後の駆動トルク配分を変化させるHKS製ATSC(アクティブトルクスプリットコンピューター)も備わる。

また、外装には同社のエアロパーツを装着。フロントカーボンリップスポイラー&フロントグリル、フロントワイドフェンダー、カーボンサイドステップ&リヤウイングがそれにあたる。走りの性能がレベルアップしているのはもちろん、よりスポーティなエクステリアも生み出しているのだ。