• TOKYO AUTO SALON 2022
  • 2022年1月17日

【東京オートサロン2022】アッと驚く30アルファードのオフロード仕様。レクサスLMフェイスにも注目!【ミニバン/ワゴン部門 最優秀賞 OUTCLASSCARS ALPHARD】

ジムニーを筆頭にスズキ車専門店としてオリジナルパーツブランド「スズキコンプリート」を展開し、新車コンプリートカーの販売でもめざましい実績を持つ「アウトクラスカーズ」。なかでもリフトアップに関して豊富なノウハウを持ち、東京 […]

ジムニーを筆頭にスズキ車専門店としてオリジナルパーツブランド「スズキコンプリート」を展開し、新車コンプリートカーの販売でもめざましい実績を持つ「アウトクラスカーズ」。なかでもリフトアップに関して豊富なノウハウを持ち、東京オートサロン2022においてもJB74WジムニーシエラとDA17Vエブリイのデモカーで、“アゲ”をベースにしたカスタムの提案を行っている。しかし、驚かされたのはスズキ車以外のリフトアップ車両もブースに並べたことだ。ランドクルーザー300と30アルファードを展示したのだが、常にチャレンジしていくことで歩みを止めない、アウトクラスカーズのスタンスを示すためのプロジェクトのようだ。

2台ともリフトアップのパイオニアとして培ってきた技術がしっかりと注ぎ込まれているが、大いに興味をかき立てられたのがアルファード。得意とする車高アゲにとどまらない斬新さに目を奪われる。オフローダーと見紛うばかりの仕立てについての説明は後にして、まずはその顔立ち。ベースは30アルファードで間違いないのだが、日本未発売のレクサスLMのスピンドルグリルやヘッドライトを移植している。レクサスLMとアルファードは、レクサスLXとランドクルーザーのような関係だ。つまりレクサスLMは基本ボディシェルがアルファードと共通だから、このようなカスタムが実現した。もちろんフロント同様に、テールレンズユニットなどリア回りもLM仕様にモディファイされている。

そんなアルファードをベースに“オフロード・ミニバン”へとカスタムされているのだが、まずは硬さとしなやかさを兼ね備えた耐久性の高いコーティング塗料 ラプターでチャイナブルーにペイントし精悍さを演出。そして、バンパーをショートタイプに加工し、パイプで組み上げた前後バンパーガード、ホイールアーチを飾るオーバーフェンダー、4連のLEDフォグランプなどほぼワンオフ製作されたパーツを装着した。また、ホイールは17インチの「DELTA FORCE OVAL」をチョイスし、「トーヨー オープンカントリーR/T」をセットしている。

室内に目を移すとジムニーやエブリイでも人気のダークブラウン・レザー調表皮でシートを張り替え、トリム類もそれに合わせインテリアの雰囲気を一変。このほか、GIWORKSアルミルーフトップテントを取り付け、アウトドアテイストも盛り込んだ。ミニバンはオフロードから最も遠い世界にある車種のように思えるが、「アウトクラスカーズ」が手がけたこのアルファードを目にすると、まったく新しいカスタムの可能性を感じずにはいられない。このクルマで走り出せば、まだ見たことがない景色に出会える気がする、そんな仕上がりに惹かれるアルファードなのである。