オートサロンの搬出の景色…ありがとうオートサロン、また来年会いましょう。
東京オートサロン2016閉幕。その舞台裏。
過去最大規模での開催となった東京オートサロン2016
東京オートサロン2016も、2016年1月17日17時、無事に幕を閉じた。30年近い歴史を持つ中でも最大の出展社数、900台を越える展示車両が集まり、まだ来場者数の発表はされていないものの、来場者数も含めて過去最大規模の開催であった。
会期中はRE雨宮のシャンテ、トヨタFT-1の日本国内初披露など様々な話題が飛び交い、大変な賑わいを見せた。
閉幕を迎えた直後、それまで場内を賑わせていた人の声、スピーカーから流れる大音響の音楽が止まり、幕張メッセのホール内は一瞬の静けさが漂う。
「あぁ終わったんだな…」と感じ入ることが出来たのは、わずか数分だけであった。
ホタルの光が流れる頃、会場の外には…
場内へホタルの光が流れる頃、実はホールの外には、撤収の施工業者や積載車が多数待待ち構えているのだ。彼らにとっては、これからが本番である。
その待ち構える姿には、まるでマラソンのスタートラインにも似た緊張感が漂っていた。
900台以上の展示車両を搬出
17時に閉幕となり数万人の来場者が家路につく中、幕張メッセの会場内は搬出作業が急ピッチで行われる。限られた時間の中でブースを解体し備品をまとめ…慌ただしい搬出作業の始まりだ。
ブースを解体するハンマーの音、鉄パイプ同士がぶつかる金属音、指示する人の声、テープを剥がす音…様々な音が混ざり合い、これはこれで一つのお祭りの様である。
900台以上の展示車両が家路に…
さらに、900台以上の展示車両が17時半頃から続々と搬出口へ向かうのだから、その光景は圧巻である。ホール内はエンジンをかけての移動が制限されているため手押しで搬出入口へ向かうのだが、もちろんその全てがカスタマイズ車両。外へ出た途端、あちらこちらから爆音が鳴り響き、排気ガスの匂いがたちこめた。
公道走行不能車両を含め、つい先程までステージを飾っていた貴重な車両の走行シーンが見れるのは、オートサロンの場内では見ることが出来ないモノの一つ。役得以外の何物でもない。
オートサロンの舞台を飾った展示車両達が搬出口へ向かう様子
Posted by TASUG on 2016年1月17日
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