スープラも注目だけど、時代はやっぱりSUV!? トレンドは“上げ”でしょ!!

東京オートサロン2020が始まった。昨年はスズキ･ジムニー＆シエラが大人気で、フルモデルチェンジしたばかりだというのに各社とも力の入ったアイテムをリリースし、魅力的な展示車両を会場のあちらこちらで目にすることができた。この本格軽自動車4駆は今年も注目株であることに変わらないけれど、主要カスタムパーツメーカーがこぞって手がけ、数多く出展されていたのが90スープラである。トヨタのGRブースこそヤリスが主役だったけれど、今年のスポーツカーは何といってもスープラ。パーツ開発も進んでいる様子だ。
その一方で目立っていたのは“SUV”。ジムニーもこのカテゴリーに入るし、トヨタRAV4もカスタムの素材としては狙い目のよう。さらにジープ･グラディエーターやメルセデスGクラスなど輸入SUVも元気。どんなカスタムが似合うのか、じっくり品定めする来場者の姿をよく見かけたが、トレンドはリフトアップ!! いまは下げるより上げるほうがかっこいいのである。

進化し続けるカスタムを見逃すな!! 時代を肌で感じることができるオートサロン。

さて、人の波の中を泳ぐように各ホールを巡りながら、“クルマ好きってこんなにいるんだぁ”と毎年のように思うのだけれど、ふと耳にするのがいろいろなお国の言葉だったりする。年を追うごとに海外からの来場者も増えている様子で、さらにはスマホ片手に実況中継しているYou Tuber!?も何度か見かけたし、東京オートサロンの発信力はいまや国内だけに止まらない。少しお話をうかがうことができた某海外ホイールメーカーは、あえてオートサロンに初公開の新製品を持ち込んだそうだ。そんなふうに最新のトレンドをいち早く肌で感じることができるのも東京オートサロンの魅力なのである。
だから、会場を訪れたなら、ぜひすべてのホールを回ってたくさんの刺激を身体いっぱい受けることをおすすめする。スポーツカーもセダンもミニバンも、そして軽カーやSUVだって、きっとあなたが知らなかったような一面を見せてくれるに違いない。足は棒になるかもしれないけれど、それに見合うワクワクが東京オートサロンには詰まっている。