• TOKYO AUTO SALON 2019
  • 2019年1月12日

【東京オートサロン2019】フルエキゾーストシステムの新たなる展開

パワー志向の排気系チューン エキゾーストパーツの老舗、藤壺技研工業に並んだS208。それに組まれた『EPU』なるフルエキゾーストシステムこそ、今回の東京オートサロンで正式発表され、同社が今後展開していくパワー志向の新たな […]

パワー志向の排気系チューン

エキゾーストパーツの老舗、藤壺技研工業に並んだS208。それに組まれた『EPU』なるフルエキゾーストシステムこそ、今回の東京オートサロンで正式発表され、同社が今後展開していくパワー志向の新たな排気系チューンの姿なのだ。

ひとことで言えば、エキマニ、インテーク、ECUなどトータルチューニングを目指すカテゴリーへの提案パーツ。というのも、これまで同社が取り扱ってきたエキゾーストパーツは、あくまでもノーマル車に装着して最大限の性能を引き出せるモノというところに照準を合わせていたが、今回の『EPU』はターボ車であればブーストアップ仕様、つまりライトチューン仕様まで見据えた設計というのが新しい。

排気系パーツを全面的に見直す

パーツ構成はエキゾーストマニホールド、スポーツキャタライザー、マフラーが基本。パフォーマンスロスを徹底的に見直すために車種別の専用キャタライザーを開発し、排ガスの浄化性能をキープしながら確実なパワーアップも実現するという攻めの設計が『EPU』の大きな見どころと言える。

従来製品ではノーマル車両=純正キャタライザーの装着が前提だったため、パワーアップに際してそれが足かせになっていたが、排気効率の向上を重視した『EPU』ではそういった問題をキレイにクリアしているのだ。

年々厳しくなる環境性能に対して、持てる技術力とこれまで培ってきたノウハウを投入し、新境地を切り拓く。そういった動きができるのも、排気系パーツ専門メーカーとして長い伝統を持つ藤壺技研工業ならではと言える。

攻めの姿勢を貫く

同社取締役の小島氏いわく、「弊社としては初めて、安全マージンを削りながらパワーを求めた製品です。排気ガス検査も車検対応ギリギリを狙いましたので正直、開発には苦労しましたが、確かなパワーアップを約束するエキゾーストシステムなので、走りを楽しむユーザーの方にぜひとも選んで頂きたいと思います」とのこと。

当面の車種ラインアップはS208NDロードスター、86/BRZだが、今後もスポーツ系を中心に適合車種を順次増やしていくという。