【か行】今さら聞けない!チューニングカー用語辞典
正しく意味を言えますか?今さら知らないと言いづらい、チューニングカー用語の辞典。か行。
クーラント
クーラントとは、エンジンを冷却する冷却液のこと。LLCや不凍液とも呼ばれ、普通は濃い原液を真水で薄めて使います。真水をそのまま使うのに対して凍結しにくく、エンジン内部(ウォータージャケット)の防錆効果も発揮します。
クロスミッション
クロスミッションとは、各ギヤのギヤ比を近づけたトランスミッション。シフトアップ時の回転落ちを小さくできるのでパワーバンドを外しにくく、加速に切れ目がなくなります。
一般的な5速MTの場合、直結(ギヤ比1.000)の4速はギヤ比を変えられないため、1/2/3速を4速に近づけたり、さらに5速も4速に近づけたりします。
クローズドデッキ
クローズドデッキとは、シリンダーブロックの構造の一種。ブロック上面に開いている水穴が、ウォータージャケットよりも小さくなっているタイプのことを指します。
製造工程が複雑になるのでコストはかかりますが、ブロック剛性を確保できるのが大きなメリットです。L28、3S-GE、4G63等で採用されています。
クロモリ
クロモリとは、クロームモリブデン鋼の略称です。
マンガン、クロム、モリブデンなどを添加したスチール合金鋼の一種。溶接しやすく、靱性にも優れています。ギヤやアーム類など様々な箇所に使われていますが、チューニングの分野では軽量フライホイールの材料として特に有名です。
クロスフロー
クロスフローとは、エンジンのバルブレイアウトの一種。吸排気それぞれのバルブが向かい合わせで並んでいて、吸い込まれた空気はシリンダーを横断=クロスして排出されることになります。
バルブ面積を稼ぎやすく、空気の流れもスムーズなので高回転高出力化にも有利。そのため、現在のエンジンでは主流になっています。