日本発祥ドリフト文化、その歴史
派手なタイヤスモークとスキール音。日本発祥のモータースポーツにして文化とも言えるのが、ドリフト。スピンさせないようにカウンターステアを当て、マシンをコントロールするドリフトは、古くからモータースポーツで使われているテクニックでした。
ドリフト文化の歴史
派手なタイヤスモークとスキール音。日本発祥のモータースポーツにして文化とも言えるのが、ドリフト。
スピンさせないようにカウンターステアを当て、マシンをコントロールするドリフトは、古くからモータースポーツで使われているテクニックでした。ダート競技はもちろん、1970~80年代のF1GPでもR.ピーターソンやJ.ビルヌーブがマシンを横に向けながらコーナーを立ち上がっていくシーンが見られます。
日本ではそんなドリフトをエンターテイメントへ昇華させ、モータースポーツの一カテゴリーとして確立するに至りました。そのキッカケは、ドリフトの第一人者と言われるドリキンこと土屋圭市氏の存在であり、いか天に代表されるドリフト大会が全国各地で開催されたことでした。
そして、2001年にD1GP(全日本プロドリフト選手権)がスタートします。
それまで峠やミニサーキットなどで楽しんでいたドリフトを本格的なサーキット競技として展開。URASのむけん、TEAM ORANGE熊久保支配人、VERTEX上ちん、TRUST川畑真人、NOB谷口など人気ドライバーが誕生し、逆にMAX織戸の様に既にプロとして活躍していたレーシングドライバーがD1GPに参戦することもありました。
また、日本発祥のドリフトは海外へも飛び火し、アメリカで開催されるフォーミュラDを筆頭に、ヨーロッパやロシア、東南アジアなど今では世界約20ヵ国でシリーズ戦が行なわれています。
ちなみに、2016年の東京オートサロンでは、会場内の特設コースをD1GPマシンが激走する人気コンテンツ“キックオフデモラン”も実施予定。これは見逃せません!
東京オートサロン 2015 D1グランプリ・キックオフドリフト&モータースポーツデモランの動画
会場内特設コースで行なわれるD1キックオフデモラン。すぐ目の前をD1マシンが駆け抜けていく迫力は、東京オートサロンでしか味わえないものです。
http://www.tokyoautosalon.jp/2016/