【東京オートサロン2018】コンセプトカー部門最優秀賞はGRスーパースポーツコンセプト! 【コンセプトカー部門 最優秀賞】
WECマシンの公道仕様だったモンスタースポーツ 東京オートサロン2018のメーカー系展示においてはダントツの注目度だったGRスーパースポーツコンセプトが、東京国際カスタムカーコンテスト2018 コンセプトカー部門の最優秀 […]
WECマシンの公道仕様だったモンスタースポーツ
東京オートサロン2018のメーカー系展示においてはダントツの注目度だったGRスーパースポーツコンセプトが、東京国際カスタムカーコンテスト2018 コンセプトカー部門の最優秀賞に選ばれた。GRスーパースポーツコンセプトは、WEC(FIA世界耐久選手権)で活躍するトヨタ TS050 HYBRIDをベースに開発中のロードゴーイングスポーツだ。Toyota GAZOO Racingのブースには、TS050のイメージを踏襲しつつ、フロントグリルが与えられたボディが与えられた車両のほか、現在テストに供されているというカウルを脱いだシャシーも飾られており、レーシングカーそのもののカーボンモノコックやコクピット、プッシュロッド式のサスペンション、そしてパワートレーンのレイアウトなどを間近に目にすることができた。
最高出力1000馬力のモンスターが街中を走る日も近い
TS050と中身はほぼ一緒のGRスーパースポーツコンセプトだが、大きく異なるのはシングルシーターのTS050に対し、2座に変更されていること。またTS050はレイズのホイールとミシュランのタイヤで戦っているが、展示されていたGRスーパースポーツコンセプトはBBSのホイールにブリヂストンPOTENZAのスリックタイヤをセット。
そして気になる2.4リッターV型6気筒直噴ツインターボエンジンとモーターによる最高出力は、なんと1000ps! 乗用車としてナンバーを付けるには、エミッション対策にひと工夫が必要だそうだが、驚愕のスペックを携えて発売されることは間違いない。
GAZOO Racingの新たな挑戦がクルマを楽しくする
GRスーパースポーツコンセプトは、クルマを徹底的に面白くするという、TOYOTA GAZOO Racingの挑戦のひとつだそうだが、こういった取り組みは、フェラーリがF1の技術を活かして超プレミアムなスーパースポーツ、ラ・フェラーリを送り出したのと手法が重なる。GRスーパースポーツコンセプトにもきっととんでもないプライスが付けられるのだろうが、それを待っている特別なカスタマーは確実に存在するわけで、これだけ魅力的なマシンなら商業的にも成功するだろう。トヨタがブランド力を高めるための新たな一歩が、このGRスーパースポーツコンセプトなのかもしれない。
なお、優秀賞は筑波サーキットFR最速タイムを目指すエッチ・ケー・エスのHKS TRB-03と、レプリカのGT40をミウラルックに仕立てたLiberty WalkのLB WORKS GT40が獲得した。