【あ行】今さら聞けない!チューニングカー用語辞典

正しく意味を言えますか?今さら知らないと言いづらい、チューニングカー用語の辞典。あ行。

エアフローメーター

エアフローメーターとは、エンジンの吸入空気量を測定する装置。

ここからの情報を元にECU が燃料噴射量を決めます。吸気量を直接測定するため環境に左右されない安定性がメリットですが、エンジンチューンを進めていった際、吸気量の測定限界を超えてしまったり、エアフロメーター自体が吸気抵抗になってしまうことがあります。

エキマニ(エギゾーストマニホールド)

エキマニ(エギゾーストマニホールド)とは、各気筒から出てきた排気をひとつにまとめる管。タコ足などとも呼ばれます。

とくにNAエンジンの場合はパワー特性を大きく左右するパーツで、集合部までの長さや集合方式でパワー特性が変わります。また、ターボエンジンではスムーズなレイアウトのエキマニに換えることでブースト圧の立ち上がりがよくなったりします。

Sタイヤ

Sタイヤとは、本来モータースポーツ用として設定されるセミレーシング/セミスリックタイヤのこと。

法律上、公道での使用も可能です。ストリート用タイヤに比べてグリップ力は圧倒的に高いですが、走行ノイズや快適性、ライフなどは期待できません。チューンドカーのサーキットアタックには、主にこのSタイヤが使われています。

A/F(エーバイエフ)

A/F(エーバイエフ)とは、混合気の中の空気と燃料の比率(空気の重量÷燃料の重量)のことで、日本語では空燃比と言います。

これは燃料噴射量で調整できますが、この数字がある程度の範囲内に収まっていないとパワーを出せず、場合によってはエンジンブローにもつながるので、ECUセッティング上の大きなポイントになります。

FRP(エフ・アール・ピー)

FRPとは、ガラス繊維で補強されたプラスチック。大がかりな設備が不要で、かなり複雑な形もつくれるので、アフターのエアロパーツは、ほとんどがこのFRP製です。

弱点は衝撃に弱く割れやすいことですが、一般人ユーザーでも比較的簡単にDIY補修ができます。

LSD

LSDとは、一般的なノーマルデフ(オープンデフ)は内輪差を吸収し、左右駆動輪の回転差は自由になっていますが、コーナリング限界時にアクセルを踏んでも内側タイヤばかりが空転して前に進まなくなります。

そこで、左右駆動輪の回転差を制限する装置がLSD。スポーツドライビング、特にドリフト走行には必需品です。

L-ジェトロニック(L-ジェトロ)

L-ジェトロニックとは、エアフロメーターを用いる電子制御燃料噴射方式で、ボッシュ社の登録商標。

エアフロメーターで吸入空気量を計測し、そのデータをもとにECUが燃料噴射量を演算します。吸入空気量を直接測る方式なので正確、かつ気温や気圧といった周辺環境の変化にも強く、安定性に優れるのがこの方式のメリットです。

A/R(エーバイアール)

A/Rとは、ターボチャージャーの排気側ハウジングのサイズを示すひとつの目安。排気流入口の面積(A)を、その排気流入口の中心点からタービンブレード中心までの距離(R)で割った数値を指します。

同じタービンでも、排気ハウジングにはA/Rが数種類用意されていることが多く、この数字が大きいと高回転型、小さいと低中回転型と考えられます。

エアシフター

エアシフター

引用:target-r.com

エアシフターとは、主にドラッグレースで使われるトランスミッション形式のひとつで、圧縮空気によってシフトチェンジを行なうドグミッションです。

多くの場合、ワンウェイドグという特殊なドグクラッチを使っていて、ドライバーはアクセル全開のままクラッチ操作をせず、ボタンを押すだけでシフトアップが完了します。

チューニングカー用語“お”

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